レチョンの話(第5話) 2003年10月6日
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ここでのお祭りに欠かさないもの、それは”レチョン”です。
レチョンとは豚の丸焼きのこと。
島(マクタン)に住んでいる人ですと小さい時から飼って頃合いになったものを使ったり、お祭りの数日前に丁度いい大きさのものを買って来てお祭りまで育てるような場合もあります。
お祭りの前日、豚さんは職人さんの手で調理されるのですが、その様子は何度見ても失神する思いです。 手足を縛られキーキーと泣く豚さんにナイフが入りきれいに血が抜かれます。 そしてお腹の中を取ってきれいに毛を落とします。 それが終わるとがらんどうのお腹に塩、ねぎ、などを入れ、油を塗りながら、3時間ぐらい手でゆっくりと回しながら焼き上げていきます。
調理にはそれはそれは大変な時間と手間をかけます。
そんなレチョンはお祭りのメインディッシュ。あっという間に無くなってしまうんです。日本人が見たらこれだけのものが無くなるのか?と驚くと思いますが・・・ 皮がマズ先に無くなり(ここはパリパリしていて本当においしいです)、実が奪われ、客のお土産用に分解され・・・・・全てきれいになくなるんです。
これだけきれいに食べてもらえれば豚さんも成仏できることと思います。
今度はいつ食べられるかな?